心に刺さった炭治郎の言葉
「鬼滅の刃」の作者である吾峠呼世晴はきっと心が惚れ惚れするくらいに綺麗な人なのだろう。
もしそうでなければ良い歳をしたおじさんである私の心に刺さるようなセリフを思い付くはずがない。
人は自分の中に無いものを出すことはできない。心根が綺麗だからこそ人の心にいつまでも残るような言葉が出てくるのだろう。
私の心に刺さったのはこの言葉だ。
人のためにすることは結局巡り巡って自分のためになるものだし
霞柱の時透無一郎の「なぜそんなに人に構うの?」という問いに対する炭治郎の答えである。
こういう言葉は心根の綺麗な人からでなければ出てこない言葉だ。人のことを思い遣る気持ちのない人からはこのような言葉は出てこない。
私はこのセリフを読んだ時、大袈裟な言い方をすれば神からの啓示を受けた時のパウロのように「目から鱗が落ちた」状態になった。
「そうか、そういうふうに考えれば良かったんだ」と心の底から思えた。
誰もが職場や家庭における日常生活のさまざまな場面で自分がやりたくないことをやらされたり、自分がやらなければなけない状況に陥り、結果的に他の人がするべきことを自分がすることになったりすることがあるだろう。
この言葉に出会って以来、私はそのようなことがあるとこの炭治郎の言葉を思い出して「 素直にする」ことにしている。